記憶。



家具と介護のお店 かごや

 

広報担当Sです。

 

私が、この仕事を始めた事には様々なキッカケがあります。

 

いきなりのこんな感じ・・・失礼しますww

 

今日のブログ・・・長くなります。それだけの想いを残し、誰かに伝えたい。

 

広報Sの母は、6人兄弟の末っ子。故に、私は、従兄弟の中では一番年下。

 

広報Sの父は、二人兄弟の兄。故に、従兄弟の年齢も近い人が二人だけ。

 

その二人の内、ひとりは年上、ひとりは私より年下です。

 

そう、私が血縁の中で唯一・・・アニキぶれるのが、その年下の従兄弟Yくん。

 

障がい者で精神年齢は4歳で止まる。歩行不可、会話不可。

 

でも、私にとっては唯一の弟的な存在でした。

 

彼が、亡くなり・・・葬儀に参加してきたのです。

 

会ったのは20年ぶりくらいでしょうか。施設に入り会う事も減っていました。

 

彼の母が、自宅で彼と生活をしていた時・・・彼の母(私の叔母)が倒れ、そのまま亡くなってしまった時、彼は言葉を発する事が出来ない、誰かを呼びに行くこともできない・・・

 

家族が帰宅するまで押しいれで泣いていたそうです。

 

すべての人生において「平等」な事なんて一つもないって実感した日でした。

 

その人に与えられた命、全うする人もいれば、投げ出す人もいて、それぞれに理由があって、決定するのは 「 己 」。

 

でも、障がいがある人、自分の意志は持っていても伝達できない人。

 

若い頃に感じていた、弟が、どんな想いで押入れにいたんだろうって、終活を学ぶ今だから、尚更考えます。

 

私が、この仕事につく時、福祉の事に関して様々な勉強をしました。

 

一番に、思い浮かぶのは彼が実家で走り回っている姿でした。

 

今、この仕事をして14年と数か月が経ちました。

 

平等がない、この地で、仕事として大きい仕事、小さい仕事と決めつけず、平等に接し、私が出来る、私の責任の下で対応する、率先して動く、後回しにしてしまおうか、めんどくさいな、元気になって良かった、そうですか残念です・・・色んな事があります。

 

これからもあるでしょう。

 

私の身内に、障がいをもって生まれて、そんな環境を目の当たりにして、41年の生涯を終えたYくんに心から感謝と、敬意を表します。

 

改めて、自分置かれている状況、恵まれている事を実感して、自分の仕事に家族に仲間に活かしていきたいと思います。

 

Yくん逝ってらっしゃい。広報Sがお届けしました。

 

これまでの出逢いに これからの出逢いへ

 

生き活きに手がとどく かごや

 

2019.9.18 「 夢をバカにする人間から離れなさい。器の小さい人間ほどケチをつけたがる。
真に器量の大きな人間は、”できる”と思わせてくれるものだ。」

 

photo:静岡市清水区 玉泉寺にて


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